5連敗中だった巨人戦。4-2と競り勝ち、連敗ストップに!
勝負を決めた中谷将大。粘投した投手陣を紹介します。
勝負を決めたのは中谷将大
同点の七回、代打で登場の中谷将大が今季最多の4万6788人で埋まったスタンドに歓喜をもたらした。
この場面、当初ネクストバッターズサークルに入っていたのは、今季限りで阪神のユニホームを脱ぐ決意をした鳥谷だった。
「走者がいたら鳥谷さん。いない打席で回ってきたら、しっかり打つことだけを考えていた」と中谷。
2死走者なしの状況で長打を期待されて打席に送り出された。
最多勝争いトップの山口に対し「直球が速い。振り遅れないように」と1ボール2ストライクから高めに浮いた外角直球を見逃さなず、左中間席前段に飛び込む6号決勝ソロを放った。
チームの連敗を3で止める勝利を呼び込み「(出場の)チャンスが少ない立場なので、なんとか足跡を残そうと思って打った」と胸を張った。
矢野監督も「苦しい展開の中であの1本は大きかった」と矢称賛した。
中谷は一昨年レギュラーを掴みに自己最多の20本塁打を放ったが、ほとんどが変化球を打ったものだった。
しかし今季は6本塁打中、4本が直球を仕留めたもの。
「直球をしっかり捉えられている。でも、どんな球種も打てるようになりたい」という背番号60。
レギュラー奪回のため、さらに技術を磨き続ける。
好投の投手陣
先発、好投の西勇輝
この日、先発の西勇輝は、自身のスクイズで2点目を奪うなど、攻撃でも貢献した。
0-2の4回に暴投と適時打で同点に追いつかれるも、6回5安打2失点と粘投。
「なんとしても連敗を止めたいという強い思いをかけて、マウンドに上がった。チームとして連敗を止められて良かった」。
これで今季投球イニングが144回1/3となり、規定投球回に到達。
「去年日本人で誰もいなかったので、自分が達成できて安心しています」と話した。
リベンジの岩崎優
左腕岩崎優投手がリベンジをやり遂げた。
1点リードの8回から登板して代打石川、坂本勇を料理した。
そこで迎えるは前日8月30日に15試合ぶりに失点である2ランを浴びせられた丸。
丸に対し、岩崎は直球勝負で左飛に仕留めた。
岩崎は「(昨日の結果は)ずっと考えていた。昨日の夜も、今日の朝も。抑えられて良かった」と話した。
今日の順位
4位の矢野阪神
3位・広島も勝ったため、CS圏内まで3ゲーム差は変わらないが、残り21試合での逆転CS進出へ望みをつないだ。