2-0と巨人に連勝。
今季2度目の先発・岩貞から始まり4投手による零封リレーで逃げ切った。
復活岩貞からの零封リレー
先発・岩貞祐太が、3回に三者連続三振を奪うなどの快投で、6回を二塁すら踏ませず、3安打無失点(71球)で乗り切った。
7回には2番手・岩崎優が二死満塁のピンチを招くも、この場面で投入されたジョンソンがゲレーロを三振に斬ってとった。
9回は守護神に定着した藤川球児が三者凡退に抑え、2‐0で試合終了。
久々勝利の岩貞祐太
5月にインフルエンザで登録抹消され、引き続き右脇腹の肉離れを発症し、長期離脱に。
この日が4月28日の中日戦以来、4カ月ぶりの1軍マウンドとなった岩貞。
「甲子園のお客さんの前で投げるために必死にリハビリをした。時間はかかったけど、戻ってこれて本当に良かった」。
そうお立ち台で語った岩貞は6回を巨人打線3安打無失点に抑え、今季2勝目。
3月30日ヤクルト戦以来、5カ月ぶりの白星に「シーズン通して投げられていない悔しさが強い。残り試合は気合を入れて投げたい」。
逆転でのCS進出へ頼もしい左腕が帰ってきた。
・岩崎を救援したジョンソン
岩崎が招いた7回2死満塁のピンチに任せるお琴は彼しかいなかった。
体調不良でベンチを外れていた頼もしい助っ人
ピアース・ジョンソンである。
8月24日のヤクルト戦以来5試合ぶりの登板は、いきなり強打者ゲレーロと対峙。
を空振り三振に仕留め、巨人の反撃の芽を絶ったのだ。。
「しばらくぶりでしたけど、タフな状況を楽しむことができた。結果的に抑えられてよかったです」。
8回も3者凡退に抑えると、リーグトップの39ホールドポイントを記録。
抜群の安定感はさすがである。
何とか2得点の打線
0‐0で迎えた4回、先頭の3番・福留孝介は右翼フェンス直撃のあわやホームランかという打球。
三塁打となり、続く4番・マルテの遊ゴロの間に1点を先制。
5回には、二死一塁から2番・近本光司の打球は勢いよくライトフェンスへ到達。
一塁走者の梅野隆太郎が一気にホームインし、点差を2点に広げた。
先制はマルテのバットから
先制点をたたき出した4番ジェフリー・マルテ内野手。
福留の三塁打で先制の好機となった4回無死三塁。
遊ゴロを放って先制の打点を記録した。
「チームが勝つことが1番。いつでも得点の可能性があるのなら、なんとかしたいと思っている」。
献身的な気持ちが強く、勝利に貢献しようと必死だ。
2点目は近本光司
阪神近本光司外野手が、チームの2点目をたたき出した。
2死一塁で巨人田口のストレートを捉え、右への適時三塁打。
この時点で、放った三塁打は今季7本目で両リーグトップタイとなった。
「(2ボール1ストライクと)打者有利のカウントだったので、思いきって打ちに行きました。貴重な追加点となってよかったです。ここからもう1本、2本と打てるように頑張ります」と意気込んだ。
今日の順位
4位の矢野阪神
3位・広島が破れ、ゲーム差は縮み、2ゲームに。
クライマックスシリーズ進出に向けて3位・広島の背中に必死に食らいつく。