拙攻を繰り返す。好投・西を援護できず、東京ドームのジンクスに勝てず。。
好投も見殺される西勇輝投手
先発は西勇輝。
初回1死から坂本との対戦。
初球、真ん中に甘く入ったスライダーを狙われ、32号ソロとなった。
ここまで、チームトップタイの5勝(7敗目)を挙げている右腕だが、5戦連続でホームランを浴びるなど、一発に泣く悪癖がある。
狭い東京ドームで、フェンス最前列であり、不運とは言えるが、ホームランはホームランである。
なかなか打線の援護に恵まれないチーム状況を考えると、痛い先制点を与える形になった。
西の今季20試合目の登板では、先制点を許したのは18度目。
5月3日のDeNA戦(甲子園)から登板15試合連続で先制を許している状況になっている。
巨人戦は今季8度目の登板だったが、またしても勝利ならず4敗目を喫した。
西は二回以降、立ち直り粘投。
六回は1死満のピンチを招いたが、若林を三邪飛、代打・石川を三ゴロに抑えて脱した。
6回7安打1失点は、先発として合格といえる投球内容だが、勝ち星がつかず。
好投しても白星がつかない状況では、5勝8敗と黒星先行を改善できずでいる。
・西投手コメント
先制を許してしまったことは反省ですが、内野の声掛けも含めたバックの守備、梅野のリードに助けてもらい、その力をもらってピンチの場面でも、粘って抑えることができました
打線の反撃も遅し。
1回、先頭の近本がセーフティーバントで出塁。
立て続けに二盗、三盗を決めた。
初回から2死満塁と絶好のチャンス。
しかし、期待の大山が巨人高橋の速球に押されてショートフライ…。
先制機を逃した打線は、巨人のルーキー左腕に太刀打ちできない情けない状態に。
2回以降は打線が沈黙し、得点を刻めず、東京ドームのスコアボードは再び「0」だけが並ぶ重苦しいムードに。
試合終盤の8回に北條、福留の連続アーチが飛び出すが時すでに遅し。
雌雄が決したあとの一撃は、逆にむなしさが際立っただけでしかなかった。
8月の東京ドームの“風物詩”
東京ドームでは88年の開場以来、8月は通算32勝81敗6分け、勝率2割8分3厘の借金49という悲惨な惨状である。
8月の東京ドームにて失速する、そんな“風物詩”に今年も勝てなかった。
今日の順位
4位の矢野阪神
今季ワーストタイの借金6に増えた。
バティスタショックの3位・広島には5ゲーム差も開きがある。
残り31試合。
借金返済、CS進出を諦めず、打線の奮起を促すしかない。